「鷲崎健のロレンチーニ便」第57回

第57回（2021/04/14）

■テーマ「ヨルナイトcd」

　ヨルナイト＝ヨルナイト1000回を記念してCDを出すぞ！と告知してすでにずいぶんな時間が経ってしまいましたが、ようやく！発売の運びとなりました。
今回は宣伝に従事します。

　まずは三角コーナー。考えてみたらもう10年もつづいてるんですよ。長くやることだけが正解ではないですが、長くやった末にしか見えてこないもの、たどり着かない場所というものがあり、では三角コーナーはどこに辿り着いたのかと言うとどこにもたどり着いていないのが素晴らしい。同じ場所で地団太を踏んでるみたいなずっと冬木がむずがってるみたいなそう言うコーナーですね。

　基本的には思いつきで投げたお題に対してリスナー諸氏が血反吐を吐きながら音源を送り返してくる。
　それ以上でもそれ以下でもないんですがそのキャッチボールの中でだんだん一人一人のキャラクターや人格、センス、家庭環境まで見えてきて、そうなるとしばらく送ってこなかったりすると「あいつは最近どうしてるんだろう」とか「あの子はこういうお題だったら送ってきやすいんじゃないかとか」番組側もリスナー側も気になってきたりして。we are 親戚！とはまさにこのことですね。全然違いますけど。

　もし三角コーナーにプロというものがあったらこの人は海外級のプレイヤーだなという三角戦士、トライアングラーの人もいて、同じ投稿者の皆さんからこの上ない尊敬の念を浴びていたり。なんだプロ三角って言われそうですが我々の小さい頃はプロゲーマーって言葉は「おならカー」と同じくらいマンガチックでバカバカしい言葉だったんですよ。だからと言って三角コーナーのプロ化に関してはもっと巨大な資本が必要なんで今世紀中には無理だろうけど。

　でもアニメが好きで声優に興味を持って色々あった末に三角コーナーにたどり着いた偉い人っていうのもいないとは限らないわけでそうなったらわかりませんよ。今はまだ偉くなくてもいずれ出世して大企業の中でそれなりのポストを与えられたり。そうなったら旭化成完全バックアップ三角コーナーとか三角コーナーイン京セラドームとかも夢じゃないかも。そして今回のCD化はその第一歩かもしれませんよ皆さん。

　今回何がすごいってそのトラック数ですね。全121曲！曲じゃないけど。結果二枚組になってしまいました。CDを買ったことがないという若者も多い昨今、ジャズやクラシック系のコンピレーションでもない限り二枚組なんてまあ出せない世の中ですが。文化放送さんに頼み込んでなんとかそうさせてもらいましたよ。今までの音源を全て聴き、吟味を重ねた末に選んだ純度の高い121トラックです。心して聞いてくださいね。

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